学術書– tag –
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狼たちとの約束:ジャック・デリダ『獣と主権者』への応答【後編】
ジャック・デリダの講義録『獣と主権者』。政治的なものをめぐって、デリダが考え、語る教室を多くの動物たちの形象が通り過ぎて行く。そのなかでも特段目立つ動物――〈狼〉。本記事は、デリダが〈狼〉をめぐって繰り広げる政治的なものについての声に対して、遠くからの応答を響かせる。後編。 -
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狼たちとの約束:ジャック・デリダ『獣と主権者』への応答【前編】
ジャック・デリダの講義録『獣と主権者』。政治的なものをめぐって、デリダが考え、語る教室を多くの動物たちの形象が通り過ぎて行く。そのなかでも特段目立つ動物――〈狼〉。本記事は、デリダが〈狼〉をめぐって繰り広げる政治的なものについての声に対して、遠くからの応答を響かせる。前編。 -
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カンブリア紀の海から
奇天烈な姿で人々を魅了し続けるカンブリア紀の生物たち。本記事前半では、カンブリアの海に生きた生物の姿をほんの少しだけ紹介。また後半では、彼らをめぐる科学者たちの議論を検討しながら、私たち一人一人の存在の意味にまで考えを巡らせる。カンブリアの海から「多様性」を考え、そこから独特の歴史哲学へと思索を伸ばす奇抜な考察。 -
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天使は三度描かれる
危機の時代を生きた思想家ヴァルター・ベンヤミン。彼の伝記、『ベンヤミンの生涯』(野村修著)を取り上げる本記事は、ある一人の男の生についてまわった天使に目を向けることを促す。危機が深まる時代にどのような生き方がありえるかを考えるための、最良の機会がそこにあるからだ。 -
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波間の記憶:『苦海浄土』を読む(5)
「人類初の産業公害」と呼ばれることもある水俣病。そこには、趨勢ないし力としての近代が問題の根源として伏在していた。チッソは、近代史においていかなる位置を持つのか? 私たちは、いかにして〈近代の夢〉へと抵抗することができるのか? 石牟礼道子の作品から〈覚醒〉の方途を考える、短期集中連載の最終回。 -
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波間の記憶:『苦海浄土』を読む(4)
「人類初の産業公害」と呼ばれることもある水俣病。それを描いた『苦海浄土』の方法は、石牟礼道子自身の性質とどのように関わるのだろうか? しばしば幻想的とされる石牟礼の水俣をめぐる文学は、いかに現実と結びつくのだろうか? 現実と幻想という大きな二元論を架橋する石牟礼の表現の根にある〈なにか〉に迫る、短期集中連載の第4回。 -
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波間の記憶:『苦海浄土』を読む(3)
「人類初の産業公害」と呼ばれることもある水俣病。それに光を当てた石牟礼道子『苦海浄土』のなかで、共同体における「女」が担う固有の役割とは何だったのか。本作第一部から第三部に丁寧に目配せをした論考をもとに、石牟礼道子の独特なフェミニズムに光を当てる、短期集中連載の第三回。 -
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波間の記憶:『苦海浄土』を読む(2)
「人類初の産業公害」と呼ばれることもある水俣病。石牟礼道子『苦海浄土(第一部)』(1969年)は、特殊な方法で水俣に生きる人びとの言葉を紡ぎ出す。この作品は、いかにして悲惨な現実を表象することができたのか? 私たちに遺された貴重な作品から〈方法〉を考察する、短期集中連載の第二回。 -
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波間の記憶:『苦海浄土』を読む(1)
「人類初の産業公害」と呼ばれることもある水俣病。石牟礼道子『苦海浄土(第一部)』(1969年)は、そこに生きる人びとの生死を艶やかに描き出す。私たちの時代は、なぜ再びこの作品を新鮮に受けとりなおす必要があるのか? この傑出した作品から現在を照らし返す、短期集中連載の第一回。 -
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旅人の技術十ヵ条
民俗学者・宮本常一が、自伝『民俗学の旅』(1978年)のなかで語った父の言葉。それは、〈経験〉によって培われた貴重な教えであった。現在に生きる私たちは、それをどのように受け取ることができるのか? 宮本の父の言葉から〈経験〉の行方へと目を向ける、歴史的思考。
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