Talking– category –
政治・スポーツ等の時事評論
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記名された青
過去が疼き出す。幼少期の5時のサイレン、青年期のマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、熱い空気が充満した部屋でのセックス。それらは過去のどこかに存在していて、記憶の断片として脳内に刻み込まれている。それらの断片を手繰り寄せながら綴られる、青年期のためのエッセイ。 -
水脈をさがして〔後編〕
実存を揺るがすような出来事や導き手との出会い。次第に妖精研究を志すようになっていく筆者が、人生のなかで出会ってきたさまざまな物事と人びと。自身の生のあり方を振り返るこの自伝的エッセイは、一人の人物が自らの問うべき問いを避けがたく抱え、それを追求していくまでの変遷を記した物語である。後篇。 -
水脈をさがして〔前編〕
実存を揺るがすような出来事や導き手との出会い。次第に妖精研究を志すようになっていく筆者が、人生のなかで出会ってきたさまざまな物事と人びと。自身の生のあり方を振り返るこの自伝的エッセイは、一人の人物が自らの問うべき問いを避けがたく抱え、それを追求していくまでの変遷を記した物語である。前篇。 -
「戦争と記憶」論・断章(2)
ウクライナ戦争と第二次世界大戦、そしてイラク戦争。戦争の記憶をたどりながら、戦争とは何か、反戦とは何かを考える断片的評論。戦争が身にまとう幻想と現実を切り分け、いまは歴史的ないし地理的に遠くにみえる戦火に備えるために必要な精神を探る。第二篇。※断章なので続編ではありません。 -
アンチ・デモクラシー・デモテープ Vol.1
民主主義はどこに向かうのか?…などという問いの立て方が、すっかり白々しくなってしまった昨今。皮肉な気持ちは、もはや紙とペンに向かうしかない。そうして民主主義を挑発するかのように書き連ねられていった膨大な断章群から、ほんの一部を選んであらたに並びなおしたものを、「デモテープ」というタイトルでここに公開! -
ポストBIG4時代の男子テニス~注目選手7人紹介~
フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー。男子テニス史上最強クラスの選手が同時に4人現役でプレイし、テニス界を蹂躙してきたBIG4時代が終わろうとしている。今回は、再び揺らぎだした男子テニス界を今後牽引するだろう、活躍中の選手7人を紹介する「男子テニス入門編」である! -
「戦争と記憶」論・断章
第二次世界大戦とイラク戦争、そしてウクライナ戦争。戦争の記憶をたどりながら、戦争とは何か、反戦とは何かを考える断片的評論。戦争が身にまとう幻想と現実を切り分け、いまは歴史的ないし地理的に遠くにみえる戦火に備えるために必要な精神を探る。 -
恋と愛のあいだでのいくらかの旅路
恋と愛をめぐる思索の旅。本記事は、恋するということと愛するということを区別し、その違いから人間社会をめぐるちょっとした側面を考察していく。実際にいま恋する者や愛を求めている者に、一息をつく時間を与えることができたのであれば、本記事の目標は達成されたのだろう。 -
上野アシッド・アタック
ある日、喫煙所で立ち聞きした衝撃の事件。そこから筆者は、いくつかのドラマ作品や出来事に思いを巡らせる。都市の日常に秘かに染み渡る暴力の影。遍在するアシッドが消えない傷を残していく。都市に現れつつある新たな暴力の形態について報告する走り書き的エッセイ。 -
猫に逢はば猫に従え
田舎にある実家で2匹の猫を飼っている筆者が、猫との生活のなかで考えたことを語っていく。人間は、ほかの動物たちとどのような関係を結びうるのか? 猫の生活が僕らに示唆するものとは何なのか? 猫こそが持つ批評の眼から、人間存在を見る試み。