政治・社会– tag –
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Walking
鹿児島市街地論:都市に走る視線を歩く
日本列島の南方にある少し変わった都市・鹿児島市街地。鹿児島出身の筆者は、幼い頃から見慣れた鹿児島市街地の空間を「視線」や「まなざし」という言葉を手に、あらためて考えようとする。その思考は、薩摩が歩いてきた近代史を逆向きに歩きなおす試みへと接近していく。 -
Talking
アンチ・デモクラシー・デモテープ Vol.2
豚骨スープときいて白湯を口にしたような肩透かし感を、民主主義という言葉に抱くようになった昨今。皮肉な気持ちは、もはや紙とペンに向かうしかない。そうして民主主義を挑発するかのように書き連ねられていった膨大な断章群から、ほんの一部を選んであらたに並びなおしたものを、「デモテープ」というタイトルでここに公開! -
Talking
「戦争と記憶」論・断章(2)
ウクライナ戦争と第二次世界大戦、そしてイラク戦争。戦争の記憶をたどりながら、戦争とは何か、反戦とは何かを考える断片的評論。戦争が身にまとう幻想と現実を切り分け、いまは歴史的ないし地理的に遠くにみえる戦火に備えるために必要な精神を探る。第二篇。※断章なので続編ではありません。 -
Talking
アンチ・デモクラシー・デモテープ Vol.1
民主主義はどこに向かうのか?…などという問いの立て方が、すっかり白々しくなってしまった昨今。皮肉な気持ちは、もはや紙とペンに向かうしかない。そうして民主主義を挑発するかのように書き連ねられていった膨大な断章群から、ほんの一部を選んであらたに並びなおしたものを、「デモテープ」というタイトルでここに公開! -
Talking
「戦争と記憶」論・断章
第二次世界大戦とイラク戦争、そしてウクライナ戦争。戦争の記憶をたどりながら、戦争とは何か、反戦とは何かを考える断片的評論。戦争が身にまとう幻想と現実を切り分け、いまは歴史的ないし地理的に遠くにみえる戦火に備えるために必要な精神を探る。 -
Watching
めちゃくちゃ映画邦題記
日本で外国映画が公開される際、時折、めちゃくちゃな邦題が付けられることがある。「そんな邦題で本当にいいの?」と思われるような邦題作品を取りあげる本記事は、一部作品の邦題の付け方を批判するというよりも、斜にかまえて楽しんでしまってもいいのではないかと訴える。 -
Talking
恋と愛のあいだでのいくらかの旅路
恋と愛をめぐる思索の旅。本記事は、恋するということと愛するということを区別し、その違いから人間社会をめぐるちょっとした側面を考察していく。実際にいま恋する者や愛を求めている者に、一息をつく時間を与えることができたのであれば、本記事の目標は達成されたのだろう。 -
Walking
競馬場で会おう
兵庫県・尼崎にある園田競馬場。数年前に新年早々そこを訪れた筆者は、どこか懐かしいノスタルジックな空気という以上の何かを感じとる。窮屈な「当たり前」が花粉のように広がる私たちの世界を、思わぬかたちで異化する「特区」の力がローカルな競馬場にはあるのではないか? 競馬場から外界へと駆け出す異端のエスノグラフィ。 -
Talking
上野アシッド・アタック
ある日、喫煙所で立ち聞きした衝撃の事件。そこから筆者は、いくつかのドラマ作品や出来事に思いを巡らせる。都市の日常に秘かに染み渡る暴力の影。遍在するアシッドが消えない傷を残していく。都市に現れつつある新たな暴力の形態について報告する走り書き的エッセイ。 -
Talking
猫に逢はば猫に従え
田舎にある実家で2匹の猫を飼っている筆者が、猫との生活のなかで考えたことを語っていく。人間は、ほかの動物たちとどのような関係を結びうるのか? 猫の生活が僕らに示唆するものとは何なのか? 猫こそが持つ批評の眼から、人間存在を見る試み。