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Walking
西荻窪で考える時間2
東京都杉並区西荻窪駅周辺に住む筆者が、その街で考えたことを断章形式で語る。西荻窪で考える時間、人と過ごす時間というものが自分の人生のなかであったということを、より鮮明に記憶するために、ある人間やある瞬間の写真集でなく、ある人間やある瞬間との交わりのなかで過った〈思索の写真集〉、その2。 -
Reading
狼たちとの約束:ジャック・デリダ『獣と主権者』への応答【後編】
ジャック・デリダの講義録『獣と主権者』。政治的なものをめぐって、デリダが考え、語る教室を多くの動物たちの形象が通り過ぎて行く。そのなかでも特段目立つ動物――〈狼〉。本記事は、デリダが〈狼〉をめぐって繰り広げる政治的なものについての声に対して、遠くからの応答を響かせる。後編。 -
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狼たちとの約束:ジャック・デリダ『獣と主権者』への応答【前編】
ジャック・デリダの講義録『獣と主権者』。政治的なものをめぐって、デリダが考え、語る教室を多くの動物たちの形象が通り過ぎて行く。そのなかでも特段目立つ動物――〈狼〉。本記事は、デリダが〈狼〉をめぐって繰り広げる政治的なものについての声に対して、遠くからの応答を響かせる。前編。 -
Listening
ヒップホップの精神
本年8月11日、ついに50周年を迎えたヒップホップ。音楽、ダンス、ファッション…。すでに巨大な文化産業と化しているヒップホップに、どのような批評眼を向ければよいのか。ヒップホップとは一体何なのか。ヒップホップ・カルチャーに20年以上触れてきた筆者による、ヒップホップの哲学的解剖、あるいは哲学のヒップホップ的解体!連載第一回! -
Watching
イサクの2022年映画ランキング・ベスト10
春風の気持ち良い3月、ふと過ぎ去りし年を想う――2022年の映画シーンはどのようなものであっただろうか? 忘れられない作品はあっただろうか? 本サイトで映画評などを書いている「イサク」が選ぶ2022年の映画ベスト10を、アカデミー賞2023の発表日に公開。もちろんネタバレもあるので、観ていない作品の短評を読むときは注意しよう! -
Walking
西荻窪で考える時間
東京都杉並区西荻窪駅周辺に住む筆者が、その街で考えたことを断章形式で語る。西荻窪で考える時間、人と過ごす時間というものが自分の人生のなかであったということを、より鮮明に記憶するために、ある人間やある瞬間の写真集でなく、ある人間やある瞬間との交わりのなかで過った〈思索の写真集〉。 -
Talking
アンチ・デモクラシー・デモテープ Vol.4
右や左という記号が、政治の言葉としてまるでポップな交通信号のように飛び交う現代。皮肉な気持ちは、もはや紙とペンに向かうしかない。そうして民主主義を挑発するかのように書き連ねられていった膨大な断章群から、ほんの一部を選んであらたに並べなおしたものを、「デモテープ」というタイトルでここに公開! -
Walking
トーキョー湯けむり裸の心
東京の 湯けむりめぐるは 日常の あれやこれやに 疲れ果て 心も曇った サラリーマン。洗って流すは アカでなく むしろ心の 淡い青。さらけでるのは 裸の心 あいみょんならぬ おじさんの。 -
Viewing
写真集紹介:牛腸茂雄『SELF AND OTHERS』
コロナ禍であらゆるシーンにリモートが浸透した現在、あらためて対人関係の重要さや問題点が話題になっている。人間関係のもっとも基礎となる「自己と他者」について、自らの生をかけて探求した写真家がいた。『SELF AND OTHERS(自己と他者)』と題された一冊の写真集を前に、私たちは何を感じることができるのか。 -
Watching
攪乱の果てにあるもの:映画『女神の継承』考察
7月末から日本で公開されているタイのホラー映画『女神の継承』(2021年)は、ある地域の山地社会を覗くのに留まらない時間を観る者に提供する。本作が銘打つ「新しいホラー体験」を恐怖と混乱の中から探っていくための一考察。※ネタバレ注意。
雑然とした都市の路上。
そこを歩く者の耳目には、さまざまな音が、
映像が、匂いが、流れてゆく。
都市の雑多さを、個人の心に。
その心の表現を、一つのウェブに。
そこを歩く者の耳目には、さまざまな音が、
映像が、匂いが、流れてゆく。
都市の雑多さを、個人の心に。
その心の表現を、一つのウェブに。
みる、きく、よむ、はなす、あるく―。
世界へと繋がる基礎的な動作を
もっと豊かにできたとき、
僕らは、もっと遠くへと向かえる。
世界へと繋がる基礎的な動作を
もっと豊かにできたとき、
僕らは、もっと遠くへと向かえる。
必死に追うべき最新情報ではなく、
何度も観て、聴いて、
読みかえせる〈古典〉を。
それぞれが自分にとっての〈古典〉を
見つけられる場所を求めて。
何度も観て、聴いて、
読みかえせる〈古典〉を。
それぞれが自分にとっての〈古典〉を
見つけられる場所を求めて。
新たに始めること、
わずかばかりのもので遣り繰りすること、
そのわずかばかりのものから拵えあげること、
そしてその際に、
右や左をキョロキョロ見ないこと。
―ヴァルター・ベンヤミン
わずかばかりのもので遣り繰りすること、
そのわずかばかりのものから拵えあげること、
そしてその際に、
右や左をキョロキョロ見ないこと。
―ヴァルター・ベンヤミン
わたくしは
あしたから灰をかぶって街の廣場に座り、
おまへとみんなにわびようと思ふ。
あのうつくしい歌を歌った
尊ぶべきわが師の龍よ。
おまへはわたしを許すだらうか。
―宮沢賢治
あしたから灰をかぶって街の廣場に座り、
おまへとみんなにわびようと思ふ。
あのうつくしい歌を歌った
尊ぶべきわが師の龍よ。
おまへはわたしを許すだらうか。
―宮沢賢治
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